前装冠(ぜんそうかん) 保険内診療
前装冠(ぜんそうかん)とは?
前装冠とは、中身は金属で、前方部分にのみレジン(プラスチック)が貼り付けられている冠のことです。正式には硬質レジン前装冠とよばれます。
保険で前歯にかぶせものをする場合には、ほとんどの場合この前装冠になります。
前装冠の値段は?
約2万8千円(10割)
※上記の料金は、虫歯を削る料金・型取り・補強の土台・前装冠本体の料金などを合計したものです。
これらの値段は保険点数として全国的に一定の価格に取り決められていますが、金属の価格の変動などにより、年に数回、冠の値段も改正されます。
また、実際に患者さんがお支払いになる金額は保険の負担割合によって異なってきます。
前装冠のメリットは?
保険内で白い歯が入れられ、比較的安価である。
裏に金属が入っているため、一定の強度がある。
前装冠のデメリットは?
メタルボンドやエステニアと比べると、色調や透明感に不自然さが残る。
「レジン」というのはいわゆる「プラスチック」なので、時間が経つにつれ、黄色く変色して見た目が悪くなる。
前歯で硬いものをかむと、貼り付けてあるプラスチックが剥がれたり、割れたりすることがある。
前装冠の治療期間は?
最短で通院2回。(型取り→装着)